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突然に眠り真っ最中の少年はピクリとうごめく。
そろそろ目覚め時だろう。
『しっかし......彼は眠り過ぎですよね』
「あれから2日立っているがな......
まさか聞き耳を立ててるんじゃなかろうな?」
『まっさか!そんな筈は......』
と麗美の声に反応した少年は上半身を勢いよく乗りだしたから私とレミは驚いた。
私が察するに腹ペコ状態だが、悪夢を観て寝相が悪いが如く、身を降りあながった。感じかね?どうだねー?
『ヒィィィ~!?私の声に反応したー!まさかコイツ!犯罪者!』
いやいや、察してやりなよレミ......臆病すぎるし、犯罪者なんて単語はこの時代では中々使いませんからね。
心の中で真実を突っ込む。
そんな私はなんて、冷静なお人よしなのだろうか、正しく信者!いやGODかな?
「はぁ、ハァハァハァ、ココはだれだ?」
「ハイカーツ!カット!!」
「!?」
『はぃ?』
「ここは......どこ?でしょう......」
少年は口をあんぐり空いてありの困り顔、いや戸惑いと恐怖に頑なに震えていたと観測する!
だがしかし!
突っ込み好きの私にして見れば「ココはだーれ~?」なんて言われてしまっては突っ込まずにはいられない。
リラックスして仲間に誘導させるにはタイミングがよかったかもしれないな、ぬひ。
「こ、ここはど......こ?」
『......』
レミから冷たい視線を浴びるがそこはあえて言うなよと、言いたげな表情だ。
「日本人たるもの日本語は正しく使いましょう」
少年は驚きを隠しきれず木造の椅子から身を下ろした。
「!?ハァ・・・だ、誰なんだ!あなた達は・・・」
少年よー、君の膝は素直だ。
ならば仕方がない。答えてやろう。
私はもったいぶりながら吐息を吹いた。
『ガリレオだよ』
返答早い!
その冷たい視線を辞めたまへ、私がいったい何をしたと言うのだ。
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