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もう一つの桜の夢は男の子と桜のあたりで遊んでた夢
てかこれは現実じゃなかったっけ?
なんか現実と夢の境目がわからない…
疲れてるのかな。私。
でもあの丘からみた景色は幕末だった気がする
もしかしてこれも…?
…こうやって謎を解いていくのは好きだが、答え合わせが出来ないのはつまらない
「百面相して、なんか楽しいことでもあったんですか?」
琥珀さんがヒョイっと後ろから顔を出した
縁側に座っていた私は思わず落ちそうになる
「…!びっくりさせないで下さい!」
考えに没頭していて、全然気づかなかった
びっくりして悲鳴もあげられない私はそんなに滑稽に映ったんだろうか
琥珀さんがすいませんと謝りながらくつくつと笑う
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