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いないことに すぐには気づかなかった
彼女はそっと 旅立ってしまった
きっともう再会はない
気づかなければ この胸の痛みはないのに
喪失を埋めるために 代わりを求めてしまう無慈悲
彼女はどこへ行くのだろう
歩くごとに波紋を広げながら
振り返ることがあっても それは未練ではなく
悲しむ私を笑うため
さようならは彼女にとって 意味を持たない
残された物と 残された時間
成長できると信じたい
彼女はゼロで 循環の始まり
描くのは 円ではなく螺旋
再会はないけど 追い続けるよ
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