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タカシは呆れて帰ろうとした
ジョイは慌ててタカシを引き止め
マンホールをよーく見るように言った。
タカシはマンホールをよーく見た
その時タカシは気づいた。
マンホールの中央に見慣れないマークが描かれていた事に。
だがそれ以外至って普通のマンホールだった。
ジョイは言った。
「最近同じ手紙が毎日家に送られてきてさ」
ジョイはタカシに手紙を見せた
そこには学校からここまでの地図が描かれていて、その手紙の裏にマンホールにあったマークが描かれていた。
「最初は誰かのイタズラだと思って無視してきたんだけど、何度も送られてくるうちに気になってここに一度一人で来てみたんだ」
タカシはマンホールを見つめながら話を聞いていた
「でもあったのは見ての通りマンホールだけ...そこで僕は帰ろうとしたんだ..そしたらどこからか声が聞こえたんだ....助けて.と」
タカシは笑った
「本当だってば」
ジョイはタカシを制すように言った。
ジョイは続けて言った。
「僕は怖くなって帰ったんだ」
その時突然タカシが引きつった顔をした。
ジョイは笑った。
「声がした....」
「え..」ジョイは言った。
その時ジョイには確かにあの時聞いた声が聞こえた。
タカシとジョイは声に導かれるかのようにマンホールに近づいて行った。
そして二人は知っていたかのようにマンホールに両手をのせこう言った。
「マンホーーーーーーール」
二人は同時に笑った。
「そんなわけねーよな」
タカシは言った。
その時タカシは言った。
「さっき声がしたっち言ったけど本当は何も聞こえなかったんだ、はははははは」
「ぼくもはははははは」
だが、ジョイには確かに聞こえていた
その後2人は歩いてきた道を引き返えし始めた。
辺りは暗くなっていた....
その時2人が去って少し経ってからだろうか、あのマンホールが青白い光を放っていたことに2人は気がつかなかった。
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