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ゴキブリ怪人との戦いの翌日 イースター島
日の出の太陽を背にしながら飛行艇が上空を旋回して着水しゴムボートとともに調査団が上陸した。
友治は地質学界の権威たる滝原透(タキハラ トオル)を長とする調査団に同行しイースター島に火山活動で出現した遺跡にきていた。
「滝原教授、そもそもなぜ考古学の調査に我々が」
数台の車で滝原とともに遺跡に向かいながら友治が言った。
「ふむ、そもそもこの島自体がモアイ像など考古学にとって重要なのは知っているね」
「はい・・・・」
友治は頷く。
「しかしこの島は、絶海の孤島だ、ここの島は突然の火山爆発によってできた。さらに今回は火山爆発により遺跡が発掘されている。そこで我々専門家が火山の調査に出向いたわけだ」
滝原は自分の帽子を直しながら言った。
やがて調査現場に到着したのか車は停止し友治たちは持ってきた調査機器を降ろし始めた。
ちなみに滝原は先遣隊である考古学班の教授に挨拶し雑談している。
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