おぼろ月夜

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自由気ままに振舞う君は いつも美しく いつも正しい そんな君はひどく魅力的で 僕の心はいつも掻き乱される 手に入りそうで入らない 手を伸ばせば君はそこにいるのに するりと僕の腕から逃げていく いつでも凛としている君は いつも魅力的で だけどどこか淋しげで そんな君にひどく魅了される 僕の心を君は知らない 手を伸ばして君を捕まえ いっそ手折ってしまいたくなる 君はまるで朧月夜の姫のようだ だとすれば きっと僕のものにはならない .
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