初(序動)

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「ぉお~いいやん!!」 と適当に返す。 高校3年生の自分達には1000万という金額はあまりの非日常で親近感が湧かなかったからだ。 「だろー?次のホームルームの時間で皆に聞いてみるわ!」 そんな俺の気持ちを無視して麗は嬉しそうな顔をする。 全く持ってなんとも陽気な学級委員である。 ガラガラ。 そこに担任の渋谷先生が教室に入ってきて「はーい、ホームルーム始めるぞー。」といつも様にホームルームの開始を告げた。
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