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「たっくん。」
かあさんは、ぼくを呼んだ。
「かあさん。」
「今日は、波がおだやかで、風が心地いいわね…」
おだやかな波の音とそよ風の心地よさが、二人を包んでいた。
「かあさん。」
(ドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクン…ドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクン)
ああ…
ドキドキする…
ああ…
どうしよう…
市民の森の浄水場の広場の公園でカノジョとデートをしていた時と同じシチュエーションだった…
この時、ぼくの戸惑いはあの時の2倍以上高まっていた。
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