* 恋愛☆症候群

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  * ゴミ捨て場 * 流星 「───────ハア。」 流星(M) 「ぜっっっっったい泣かせた……。いくらなんだって、根岸にあんな言い方……。俺、何やってんだよ。」 流星 「ハア……」 流星(M) 「なんか、苦しいな──。」 ────────……… 翠寿 「いつまで泣くの?翠寿」 愛歌 「うぅ……ッ。わかんない。」 翠寿 「あれは、榎本感づいたね」 愛歌 「えッ!」 翠寿 「井上はほら、バカだけどさ。榎本は、なんだかんだ見てるから。」 愛歌 「やだー、恥ずかしいよー!榎本くん、私を忘れて!」 翠寿 「無理じゃん?」 愛歌 「はぁ……」 翠寿 「あいつも、鈍いだろうからさ、愛歌告白しなよ」 愛歌 「むりむりむりー!」 愛歌(M) 「あれからも毎日稽古したけど、流星くんはどんどんぶっきらぼうになって、私との距離が離れていった。」 「文化祭も、前日。」 愛歌 「好きに……ならなきゃ良かったな……」 流星 「!?」 ──柱の影に、流星。 愛歌 「嫌われちゃったよ────……流星くんに」 流星 「え……。……ッ、ねぎ」 ──声をかけようとする時に、愛歌に向かって飛んでくる野球ボール 流星 「──!! 根岸、危ないッ!」 愛歌 「……え?」
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