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* 保健室 *
愛歌
「ごめんなさいっ!」
流星
「別にいいよ。悪いのは、デッドボール飛ばせるとこで練習してた野球部だし。」
愛歌
「でもでも……っ、私が周りを見てれば……。それに流星くんの綺麗な顔に、傷跡が──」
流星
「え?」
愛歌(M)
「ハッ、私何を……!えーんばかばか、なんで引くようなことを……」
流星
「……。根岸の」
愛歌
「わたしの?」
流星
「女の子の顔に、傷つける方が……ダメだろ。根岸、美人なんだし」
愛歌
「────……ッ」
流星
「な、なんで泣く!?」
愛歌
「違……違うよっ、嬉しくて……」
流星
「なんでだよ」
愛歌
「───……やっと、普通に話せた」
流星(M)
「あ。」
愛歌
「ありがとう。」
流星
「─────!?べ、別に普通だろっ!」
愛歌
「……うんっ」
流星(M)
「そんなに、笑うのは……なんで。好きだと、笑えるの?」
流星
「根岸……」
愛歌
「え?」
──軽く、キスしかける流星
愛歌
「やっ……!」
流星
「……あ。……悪い。なんでもねぇ」
愛歌(M)
「なんでもないってなに!?」
流星(M)
「なんで俺、こんな──」
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