始まりの時

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こんな事になる筈じゃなった。 ただ、温かく生きれればそれで良かったのに。 どうして、なんで、これを私が……! 後悔はいくらでも湧いて出てくる。 ただ小さな好奇心が招いた結果は、悲惨なものだった。 もうここには、私たちしか存在していない。 温かな笑顔も、優しい瞳も、もう見る事は出来ない。 ああ、神様。 どうか、どうかこれを他の人たちが使いませんように。 こんな悲しい思いを、誰もしませんように。 冷たい涙が、頬を伝った。 ***
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