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「武術師と魔術師は二つで一つだ。二つが協力し合ってこそ最高の力が出せる。まぁ、ほとんどの武術師、魔術師はライバル意識があって、チームを組んでいても自分が弱い相方を守ってやっている、という考えのやつが多いがな。」
「ドランさんもそう思っているの?」
「・・・思っているよ。だけど、守られているとも思っている。クリントもそうだろ?」
「いえ、私は一人でも平気です。」
「おい!」
「ですが、魔術は魔界の力、武術は人間自身を鍛え上げた人間界の力。どちらも重要な力であり、あなたも相棒の武術師を持つでしょう。」
「ドランさんのような相棒を、僕も持てるかな?」
「フフ、こんな最悪な武術師をあなたにつけたりはしませんよ。」
「おい!!」
「そして、あなただからこそ、すばらしい武術師を持つことができるでしょう。」
「ったく・・。」
二人の男は優しい目で少年を見つめ、少年は照れたようにうつむいた。
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