聖夜の奇跡
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「…綺麗。」 「ああ、綺麗だな」 「…素敵。」 「ああ、本当に。」 「ろうそくの小さな灯りなのに…温かいですね。」 「ああ、温かいな。」 「心まで…温かいですね。」 「ああ、そうだな。」 俺たちはこの優しい空間の中で まるで 木霊(コダマ)のように 小さな息で 部屋中の小さな灯(トモシビ)を揺らしていた。
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