聖夜の奇跡

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その時… 「…信じられない!!」 …雪だった。 はらはらと舞い降りる白い結晶が、 ゆいの髪に ゆいの頬に ゆいの鼻に 落ちて、 溶けた。 「ホワイトクリスマス!!」 興奮して体ごと俺を振り返って俺の服を掴む。 「すごいっ!奇跡ですよ!」 「…そうだな。奇跡かもな。」 ゆいに口づけを落とす。 少し冷たくなった唇が少しずつ温まる。 それとは対照的に 時折、ぶつかり合う鼻は 二人とも冷たかった。
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