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休日の朝らしく四人の少女達が、楽しげに笑みを浮かべながら談笑をしていた。
「はろー」
そこに、先程の白衣を着た少女というより女性に近いだろうか?――刻命 霙(キザミミゾレ)がひょこりと顔を出した。
カロリー○イトをくわえながら。
「明日は槍が降るかな…」
「世界滅亡の始まりだね」
「そこの双子、失礼過ぎるだろ」
真剣な表情をしながら、かなり失礼な事を言う双子、刻命 リオ・レオ(キザミリオ・レオ)に霙の投げだボールペンが額に直撃した。
「いったぁ~」
「……」
二人とも額を押さえながら霙を睨む。
しかし、霙にはいっさい効かないようで本人はしれっとした顔をしながら椅子に座り、いつの間にか出されたコーヒーを啜っていた。
「まったく、冗談じゃないかー、酷いな~霙姉は」
「力加減…」
最早諦めた様に椅子に座るリオとレオ。
リオとレオは双子だが二卵性なので、まったくと言っていい程似ていない。
リオは腰まであるロングなのに対し、レオはさっぱりとしたショート。
姉であるリオは気分屋で、妹のレオは面倒くさがり屋と何とも個性的な双子だが、結構似た者同士でもある。
「でも、霙姉が部屋から出てくるなんて珍しいね?」
「ん?そう?」
空になった霙のコーヒーカップにコーヒーを注ぎ入れているのは彼女の妹である刻命 千歳(キザミチトセ)。
ふんわりとしたボブで可愛らしい雰囲気を醸し出す少女だ。
「もしかして依頼?」
太陽の様な笑顔で霙の次に年長者の刻命 ハルカ(キザミハルカ)が、霙に聞く。
彼女は女性らしい豊満な胸に、くびれた腰と、誰もが羨む体型をしている。
所謂、モデル体型だ。
「そうだね、今回は双子に行ってもらおうかな?」
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