壊れていく国

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イム(ウサギ) ~ローズ広場~ 我は女王様の命令で、ローズ広場を通り墓地へ戦場の様子を見に行っている。 広場では、若者はかり出されているせいか、賑やかではあるがどこか生き生きとしたオーラがなくなっている 我が広場を歩けば皆は此方を凝視する 頬に描かれたハートの印を見て ハートの印、それはハートの女王に仕える者達全員に彫られたものだ つまり、ハートの女王の下部という意味 これがある限り我は逃げることができないのだ 永遠に尽くさなければならない… 広場の中心地にある噴水に向かうと、周りの視線が我ではなく上へと向かれていた 何事かと思い、僕も上を向けば今の時代では見かけない服を来た少女が落ちてきた あぁ…落ちてきている 紳士たるもの、女性を助けるのは当たり前だろう 我は噴水へと落ちていった少女をギリギリのところで抱きかかえた 「大丈夫ですか?空から降ってきたお嬢さん?」
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