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「お?ダメダメ。こんなに可愛い子は、悪い大人に捕まっちゃうよ?」
そう言うと、人間は私の腕をつかんで路地に引っ張った。
今までの道より何倍も闇に包まれている。
「……それはあなた方の様な方ですか?」
「………そうだね」
四人のうちの二人が手を押さえて、残りの二人が私をしろじろ見てきた。
……気持ち悪い。
「その服は、脱がすのが難しそうだな」
「難しい作りをしている」
男の一人が、私の髪留めや靴をしげしげと眺めている。
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