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麻莉亜(マリア)は幼稚園からの親友。
副生徒会長の“晃(アキラ)”の方をお気に入り。
こうして、毎日晃の様子をチェックしている。
その群が私達の教室の前まできた。
校内の鐘が鳴ると同時に生徒会の2人が私達のクラスの前で立ち止まった。
「きゃあー。拓海様ぁぁぁぁあ!!」
「晃様こっち向いて下さぁぁあい!」
鐘の音を完全無視で、黄色い歓声がボリュームアップした。
しかし、私はまた何も言えずその様子を影から見守る。
席に座ってるのは、私だけ。バカみたい。本当は彼の元に行きたいのに、心が邪魔をする。
はぁ、また1人でため息をつく。
「きゃあ、光邑光邑っ(ミサトミサト)。こんな近くにいるんだから、あんたもおいでよ!」
私の席の前に立つ麻莉亜(マリア)が興奮したように机をバンバン叩く。
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