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僕は魔力に愛されすぎているがゆえに、異常なほど魔力が多く、しかも毒に侵されやすい。
昔のことだ。
僕の膨大な魔力に恐れた愚かな僕の親は自分が毒されるのを怯え僕を捨てたらしい。
しかも、人の近寄る事のない魔力で満ち溢れている死の森へ。
その後死にかけの所を言葉の話せる人より優しい魔物たちや無知な老婆助けてもらったが、
時はすでに遅し、赤子の僕はより魔力の影響をうけやすかった。
その時はもう僕の瞳は魔力の毒のせいで色を失い、髪は汚い銀色になってしまっていたらしい。
この色はこの世界ではあまりよく思われていない。
それは、魔の漆黒と天の白銀を混ぜた色だから
そして、人に嫌われ、住む場所を拒絶され、いまだ死の森へ住み続けている。
今も森の満ち溢れる魔力によって毒を蓄積している毎日
毎月贈られてくる少しの金と、この学園に入れたのは親の情けとやららしいが…
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