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決して、終わりと言っていない事から、今後も何かをさせるつもりなのだろう。
それも、分かっている。
妻の優花との時間を過ごせと言う辺り、今回の取り引きで予定している数の銃を確保したのだろう。
あの箱の中、一体何挺の銃が入っているのか。
直接箱を持っていない為に、憶測でしかないのだが五十挺はありそうだ。
それだけの銃を、これから使う予定であるという事の裏付けになる。
「では、お疲れさまでした」
二人の男は、蓮次達の乗ってきた車に乗り替え、道の駅を後にした。
運転手の男に促され、蓮次は男逹が乗ってきた車に乗り込む。
蓮次は、考える。
もしも、この状況から抜け出せるとしたら、男逹から依頼された仕事中に自分が逮捕される事。それか、事件が解決し相手が全員逮捕されるかだ。
今のところ、相手が逮捕される気配は無い。
それどころか、警察は組織の全容を掴んでいないだろう。
自分は、表立って調べられない。
それをすれば、優花と子供の命は間違いなく危険に晒される。
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