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ふと名前を呼び、何?と首を傾げて聞いてくる
「お前…何してたの?」
真っ赤に染まった足元をジッと見詰めて、顔の方へと目をやった瞬間
ゆっくりと笑う、風太
ぞくりと嫌な寒気がした時、足にいやな痛みを感じた
「…!?」
かすり当たったのか、足の指先が軽く痛んだ…俺の足元には鉄パイプが落ちていた
「…風たッ!?」
「ねぇ…宏人……」
片手で、黒く赤く滲んだ鉄パイプを持ち
「逃げない…でね?」
再び、俺に鉄パイプを振り落としてくる
「ははっ…無理言うなよ……風太きゅんwwww」
苦笑いをしつつ、振り落ちてきた鉄パイプを見つめた
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