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「えっと、私の夢はまだ、あまりわからない…です」
自信の無い消えそうな声で先生の問いに答えた。五六先生は無表情のままほんの少しだけ黙った。
五六「うむ。高校生活は三年あるのだ。ゆっくりじっくりと考えるといい」
五六先生は意外と言ったら失礼かも知れんが、優しく語りかけた。
いや、見た目が厳つすぎるのだから仕方ない。
五六「では、次、お前はどんな夢を持っている?」
と、今度は奈々を指差した。
奈々「はーい。僕の夢は女子校の教師になることです」
教室が凍りついた。
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