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「そんなことはどうでもよかろう」
「いや...まぁ、いいけどよ」
「お主の名は狂騎でよいな。そう呼ばれておったし」
「あぁ、めんどいからそれでいい」
「では、他の世界にお主を送るぞ。ランダムに決まるためどこに行くかはわからん。気を付けるがよい。それともうひとつ、生きるための知恵をやろう」
「なんだよ?」
「本名は本当に仲間と呼べるものだけに教えることじゃ」
「わかったよ。じゃあ行ってくる」
「うむ」
夜叉は両手を合わせて詠唱を始めると同時に盃の周囲に魔法陣が描かれた。
「では、気を付けての」
そして盃は光に包まれた。
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