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「いたぞ、こっちだ!仲間と合流したようだ!!」 後ろからゾロゾロと先程の殺した男達と同じ武装をした集団が走ってくる。 「ちょっと、早とちりしないで!」 女が面倒臭い連中が来た思いながら集団に抗議する。 「この青年は関係無いわ!」 「男も殺せ。生きて帰すなッ!」 仲間を殺されて逆上した集団には聞こえていなかった。 「話を聞きなさいよ。」 女がため息をつく。 「と言っても聞いてくれたら苦労はしないわね。」 ヤレヤレと頭を横に振りながら女は青年の方を向く。 「そこの青年、死にたくなかったら私に付いてきなさい。」 「ハ?何でそうなるんだよッ!」 「もう一度しか言わないわ。」 女が青年の群青色の瞳を見つめながら口を開く。 「死にたくなかったら私に付いてきなさい。死にたいなら付いてくる必要はないわ。」 女の瞳はビーズみたいに冷たく光っていた。 「もしくはエルシオンの構成員と正面から殺り合って生き残る自信があるのなら、付いてくる必要はない。」 そう言って女は後ろを見ずにに親指を後ろに指した後、何も言わずに走り去った。 「エルシオンの構成員だとッ!?」
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