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?「どうしたんだい?手塚。
何かあったのかい?」
手「はい。
制服で走っていた人物は部員じゃありませんでした。
最近、噂されていた道場破りだそうです…」
その言葉に女の人は私を見てきて、目を見開いた。
手「こちらはテニス部の顧問の竜崎先生だ」
この人、顧問だったんだ…!
「あ…、今日は突然お邪魔してすみません!
篠原アキです!
えぇと、オレ、この青学で一番強い人と試合させていただきたいと思っていまして!」
元気にそう挨拶すると、竜崎先生は大きな声で笑いだした。
竜「あっははは!!
そうか!アンタが桃城たちが噂しとったテニスの天才という奴か!」
テニスの天才…?
そんな風に言われているの?
手「先生。
そろそろ昼休憩の時間なので、部員に言ってきます」
竜「あぁ、頼んだよ」
手塚…さんだっけ?
あの人はどうやら部長らしい。
随分と落ち着いてるなぁ、と考えているうちにぞろぞろと、走り終えた部員が、こちらに集まってきた。
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