ネコは時に虎になる。

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再び試合をしようと、落ちたラケットを拾った瞬間 しまった と思った。 ラケットのフレームの部分にヒビが入ってしまっていた。 「さっきの衝撃が大きすぎたのかな…」 金「アキー!どーしたんや?」 「ごめん金太郎くん、もう試合 出来ないや…」 金「え!?なんで!!!!」 「さっき球を返した時にフレームにヒビが入っちゃったみたいで…」 金「そんなら誰かのラケット貸したるで? せやから試合しよーやぁ…」 本当にごめんね。 金太郎くん、私も試合したいけど… このラケットは なくなったお父様からもらった初めてのプレゼントだから、これ以外のラケットは握りたくないんだ。 「俺は、これじゃないとダメなんだ」 金「せやかて…」 オ「金太郎 いつまでだだっ子みたいにしとるんや? ムリっちゅーとんのやから 男らしく諦めや」 監督の一声で 金太郎くんは観念したかのように 眉を八の字にしてコートからでた。
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