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この時代は異能者が発見されてから、それを巡り戦争にまで発展したが、その後平和を取り戻した時代である。
俺の名前は速水蒼太[はやみそうた]
只今、学園に登校中である。
学園というのは、超能力科学異能科研究施設付属鐘白澤学園と言う(長い!!)。
名の通り科学・異能について研究できる施設の揃った学園である。
ここは異能者なら誰でも入れると有名な高校で、援助金も出してくれる。
俺もそれが目当てでここに入った。
俺は学力も乏しいので、ここに入れて貰うしかなかったのだ。
と言っても、今ではここに入らなければ良かったと後悔している。
この世界に絶望している俺にとって、これまでの説明やこれからの説明は全く無意味の様なものだが、一応説明しておく。
俺に家族は居ない、俺がまだ幼い頃に両親は出ていき、俺は教会に引き取られ育った。
親のことは何も覚えていない。
今はもうバイトができるので、働いて一人暮らしをしながら暮らしているが、正直俺の人生に光があるとは思えない。
蒼太「なんかパラレルワールド的な現象、起こらないかな~」
そんなことを言いながら惰性で学園へ向かっていた…。
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