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表向きは普段と何も変わらないように振舞っているようだが、明らかにフラついていて弱っていることが見て取れる。
しかし、いかんせん理由が分からない。
どうにかしようにも理由が分からなければどうしようも無いのが事実で。
「銀ちゃーん」
「あー?」
「…何でもないアル」
「あ?んだそりゃ」
かと言って、神楽からその原因を聞くことは何だか憚られる。
もどかしいもどかしいとは思いながらも、神楽も新八も何も出来ないでいた。
そうしてまた、一週間と一日目の雨の降る夜がくる。
と言うことは、やはり銀時は眠れずにただただ外を眺めている。
その様子を今日も神楽は心配そうに見ているのだが、今日は思いがけない来訪者が加わった。
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