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健吾「なあ…」
十聖「ああ…」
「であるからしてみなさんには・・・」
健十「「校長話長いし無駄、」」
始業式が始まって40分、校長が30分話している
しかも何故かイキイキと
30分も話しているのに疲れた様子を微塵も見せずに校長の話は続く
正直もう勘弁して欲しい
健「なあ、何であんなに嬉しそうなの?俺たち誰も聞いてないよ?先生だって、ほら国棟先生寝てるよ?」
十「多分、聞いてもらうのじゃなくてみんなの前で話せることが嬉しいんだよほら、校長独り身だから、こんな事ぐらいしか娯楽無いんだよ…」
健「勘弁して欲しいんだけど、ケツ痛いし飽きたし眠いし寒いし」
十「暖房ないもんな、ここ・・・あ、1組の女子めっちゃ震えてる、あそこ隙間酷いよな」
視線の先では壁際に並んだ女子生徒達が体を抱きながら震え、寒さに耐えていた
健「いい加減改築しろよな、結構危ないし風邪ひく」
「あ~以上です。」
「校長先生ありがとうございました(クソジジイが長いんだよ、死ねっ)続きまして…」
健「・・・やっと終わった」
十「ああ、キツかった…見ろよマイク持ってる先生」
健「あ?…こわっめちゃキレてんじゃん(小声)」
十「あれはキレるよ仕方ない」
そうしてその後はスムーズに始業式が終わり生徒たちが話しながら講堂を出て行く
カタッ
健「なあ、帰りどっかで食ってかね?」
十「あ?どっかってどこよ?」
健「ん?吉田屋で牛丼は?」
十「また吉田屋かよ、他に無いのかお前は」
健「ああ?いいじゃん吉田屋、美味いし安いし」
十「あ?わかったわかった、じゃあ吉田やな」
他の生徒同様に十聖達も帰りの話をしながら出口へ向かう
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