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クロスside
ヒャーー
クロ「ん?・・・・・気のせいか、マヨの悲鳴が聞こえた気がしたんだが・・・」
城に戻る際に大量に捕まえた魔獣をさばいていたら、マヨのなんだかそこまで危機感の無い悲鳴が聞こえた気がして周りを見回すが、特に何もなかったので作業に戻る
べ「・・・なぁクロス・・・今さばいてるのってなんだ?」
野菜の皮むきが終わって、ソースをかき混ぜながら俺の手元を指差して聞いてくるベル
俺は手元にある、まだ生きた状態の食材を見せて
クロ「これはイクラピックっていう豚の魔獣だ、攻撃力とかは皆無で、ソフトボールサイズの丸い体に綺麗な赤い色をしているのと、群れでミチミチにくっついて行動するさまがイクラみたいだからイクラピック、プリッとした歯ごたえにしつこくない脂身が特徴の食材だな」
ベ「・・・よくさばけるな、それ」
顔を軽く青くしながらイクピを指さすベル、これは仕方ないだろう、なんせこのイクラピックは
「ぷい?」
クソ可愛い見た目だからな
まるっとした体につぶらな瞳、これが揃うだけでものすごい攻撃力となる。実際、この可愛さに負けて料理を断念する料理人も出るほどこいつらは可愛い
だが
クロ「みんなに美味しい食事を提供する義務が俺にはある!だから・・・・・いただきます!!!」
ザンッ
「プキィ!?・・・・・」
ベ「・・・・・ぜってぇ残さねぇ・・・」
そうしてくれ
ベ「・・・・・お?なんか俺の罠にかかったバカが居るwwwww」
クロ「かかっただけで馬鹿呼ばわりって・・・・・どんな罠仕掛けてんだ?」
ベ「・・・・・・・・・・汚い罠?」
クロ「・・・・・罠は大体汚いだろ」
ベ「・・・ヒントww銀○単行本14巻百八話 「誰か!紙をください!」www」
クロ「・・・・・汚いな、ちなみに女子がかかったらどうするんだ?」
ベ「あ・・・えっと・・・・・自害?」
クロ「・・・・・・・・・・」
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