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リク「ゼェ・・・ゼェ・・・ゼェ・・・」
更地になった城下町にリクの荒い息がこだまする
リク「・・・・・あ!兄さんのジャージ!?」
砂埃が晴れて綺麗に整地された大地を見て本来の目的を思い出すが、更地の上にジャージはない
そんなリクの心を表すかのように雨が降り出した
雨に打たれながら絶望に打ちひしがれるイケメン。絶望の内容が内容だが、様になっている
リク「ああ、やっちゃったよ!?」
「何を?」
「漏らしたか?」
「バカ、こうゆう時はそっとしといてやるのが親切だろ」
リク「違うよ!?何やっちゃったの意味を盛大にって・・・」
「「「 ハロー♪ 」」」
そんなイケメンに、地面からニタニタと擬音が聞こえてきそうな顔を覗かせる犬が3匹
リク「・・・君等・・・ベルに何か教えてもらった?」
「あ、わかっちゃう?」
「相手をイラつかせる方法と怒らせる方法をちょっとな」
「簡単にかかってくれて助かっちゃった♪」
リク「・・・・・破斬 爪牙 切断対象 犬 」
魔武器に不気味な光を宿しゆっくりと歩き出すリク、どうやらマジギレしたようだ
「あらやだ」
「死んじゃう」
「来いよリク、武器なんか捨ててかかってこい!」
リク「上等だゴルァァァァ!!!」
ポイッ
拳と肉球がぶつかり合う死闘が始まった
リク「犬のままなのは愚策だったね!振り下ろされる拳は重く強い!」
「フッ甘いな!犬の俊敏sぷげらっ!?」ドゴォ
「おのれ!見せてやろう!我がキャインッ!?」ガスッ
「おまっ!パグ嫌いなのか!?小型犬の鼻っ柱けるとか無しだろ!?」
リク「兄さん以外のイヌ科なんてどうでもいい」キリッ
「ならば!」
「見せてやろう!」
「クロス直伝奥義を!」
「「「 合体 」」」
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