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「蓮」
「ん?」
「ずっと……ずっとずっと一緒にいようね」
あたしがそう言うと、蓮は少し体を起こして瞳を細めながらあたしの方を見た。
「もう、紗羽のいねえ人生は考えらんねえ」
蓮はそう言うと、額にかかった前髪をそっと払ってそこにちゅっとキスを落とす。
「あたしも、蓮がいなきゃ幸せにはなれないよ。ずっと傍にいてね」
「当たり前だろ?」
蓮はそう言って、また唇を重ねてきた。
蓮と出会って二年半。
いつの間にか蓮はあたしにとってなくてはならない存在になっていた。
これからもいつも傍で蓮を感じながら一緒に過ごしていけたらいいな。
fin.
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