電話

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スキー教室の前の日。 私のお母さんがインフルで 私の寝室を独り占めされたから リビングで夜中まで起きてた。 辺りは真っ暗で静かで 画面の光だけが私を灯してた。 夜中。 私はアプリに夢中で 受信ぼっくすトカなにも見てなくて。 眠たくなった頃 受信ボックスが14になっていて まぁ王子はなかったんだけど 片っ端から見ていた。 ふーやっと終わったと思い 受信ボックスを閉じた。 ん? 留守電1と表示されてる。 あれあれ? 見てみる。 眠くて今にも寝そうだった目が 驚きすぎて目を覚ました。 王子。 王子から着信があった。 あのいつもシャイな王子が? まっさっかー。 と思って見返したが 王子としか画面にはうつってない。 30分ぐらいボーッとしていた。 ずっと王子の事で頭がいっぱいだった。 王子は私に何を伝えたかったのだろうか。 もっと早く気づいていれば...
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