新人さんいらっしゃい

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 昼休み。お弁当を持って三人と一緒にご飯を食べることに。 「私は美咲。隣にいるのは燐。歳は20歳だからあんまり変わらないの。よろしくね」 「はい」とここから少し世間話をした。 三人の印象をまとめると、瑠璃ちゃんはショートの髪をしていて優しそうな子だ。雰囲気的にはふんわりしている。玲子ちゃんはミディアムでどこか上品な子だ。正志君はどこか真面目そう。どの子も悪い子ではなさそうだ。 「分からないことがあったら、なんでも聞いてね」私が笑顔でいうとみなうなずいてくれた。早く仕事場に慣れてくれればいいなぁと思った。この後も色々面倒をみたせいかかなり疲れてしまった。だけど、どこか楽しかった。  家に帰っていつものように寂しい食事を食べる。結婚かぁ...。ありえないと私は首を横に振る。彼氏すらできたことがないのに。ぶっちゃけ、相手なんかいらないと思ってる。誰かと一緒に居るほうがいいかな?友達がいればいいと思った。しかし、ある日を境に私は変わっていく。
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