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開店して二時間ぐらいしたごろ。私は少なくなった商品を並べていっていた。やっぱりルーズリーフのほうが人気なのかな?1人でがさごそしていると突然お客さんに話しかけられた。
「すみません」その女性は年齢は私と同じぐらいだろうか。背は少し高く、髪は茶髪で腰ぐらいまで伸ばしていた。フリルのついた可愛らしい服装だった。
「どうしましたか?」もちろん笑顔で接客をする。
辺りを見渡しながら、女性は訊ねる。
「シャーペンを買いに来たのですが、書き味を試したいのですが...」
「できますよ。少々お待ちください」私は部屋から何枚かのざらしを持ってきた。
それをペンの置いてあるところの隣に置いた。
「こちらに書いてもらって大丈夫です」
「ありがとうございます」女性はすらすらと文字を書き始めた。色々なシャーペンを試していく。
「字がとても綺麗ですね」と思わず私は声に出して言ってしまった。女性は私を見た。
「す、すみません」とすぐに謝ると、女性はクスッと笑った。
「ほめてもらえてうれしいです」そういいながら今度はペンを買っていた。このペンって...。おそるおそる訊ねてみた。
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