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今朝の朝礼で新しい教師が増えたことを知らされた。
「今日から歴史担当をする巡原誘と言います。よろしくおねがいします。」
一礼して挨拶をする。
右目に眼帯をしたそいつは誰かを思い出させる
「(誰だ…?誰かに似てるよな…?雰囲気か…?)」
こういう時は中々思い出せないよな。分かるけど分からない、というあの感覚
と物思いに耽っていたらそいつが脇目も静止も聞かず近付いてきた
「……貴方が化学教師の夫馬先生ですね、宜しく」
と手を出した
「お、あ、ああ、宜しく」
こちらも手を出して握手を交わす
「…っ…」
何だこいつ…見かけによらず力が強いな…
それに軽く睨まれた気がした
俺、こいつと今日初めて会ったのに
…何か睨まれるようなことしたか…?
「…あんた、」
「何か。」
「…いや、悪い。何でもない」
そう言うと直ぐに自分のデスクに戻った
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