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子供って体温が高いのって本当だったんだ。
愛華も体温高けぇし。
「…姉ちゃんって…お母さんに少し似てる…。」
「そうなのか?」
「うん。怒り方お母さんと同じだったもん。」
「へー。」
「とっても綺麗で…起こると恐いけど…大好きなんだ!!」
綺麗で怒ると恐い…まるであたしんちの母さんだな…。
ま、どこの母親も所詮は一緒だな。
「父さんはすっごくかっこよくて強くて世界制覇したってみー君が言ってたんだ!!」
「世界制覇って…お前の父さん何やってたんだよ…。」
「えっとたしかぼーそー「おねーさん!!あーそーぼ!!」
「…………。」
面倒、この言葉があたしの頭の中に浮かんだ。
それに今は…。
ちらりとわたるを見た。
こんな小さい子供の前で喧嘩はしたくない。
この子のトラウマにはなりたくねぇし…。
「………。」
ここは無視の方向で。
「シカトこいてんじゃねぇよ!!」
「ちょ…!!」
腕を捕まれ、引き寄せられてしまい持っていたビニール袋を落としてしまった。
おいおい!!あたし今日何回食材落としてんだよ!!
本当に今日卵買ってなくて良かった!!
あたし最高!!!
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