10年

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確か学校と買い物からの帰り道で…。 袋の重さに文句を言いながらも必死に歩いてて…。 「…なんでこんな所でボケッとしてたんだ…?」 あたしは馬鹿なのか、何も思い出せなかった。 携帯の時間を確認するもそんなに時間は経っていなかった。 「……ま、いっか。」 あたし、考えるのは好きじゃねぇし…。 それよか、愛華に美味い飯食わせてやって。 琢磨には溜まってた郵便物の整理と新聞やってもらおっと。 母さんは今日早く帰って来れるらしいからゆっくりさせねぇとな!! 「……?」 何かを感じて、公園の中を見てみればそこには何も変わらない風景。 「…なんだろ…。」 この胸の中にあるモヤモヤ感は…。 「……まぁ…良いんだってば。」 あたしはしっかり荷物を持ち直し、家に急いだ―――…。 end... .
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