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薬も飲ませたいのが山々だが…子供用のが置いてなかった。
あたしはもう買うものがない事を確認するとレジで会計してもらおうと…。
その時コンビニのドアがお馴染みの音で扉が開いた。
また男性店員が怠そうな声で
「いらっしゃいませー。」と決まり文句を言う。
しかし…ここまで怠そうな声を聞いてると苛々してくる。
まぁ…今のあたしには関係ねぇけど。
あたしが籠の中を会計しようとすれば…。
「動くな!!全員此処に来い!!」
何処から持ってきたのか、黒い塊…拳銃を出していた―――。
「………。」
今のあたしは、相当苛立ってる。
ヘコヘコしてる店員にも、拳銃持った奴に怯えてる客も…何より…。
「テメェ…脳ミソの中身空っぽな餓鬼かよ!!順番守れ順番!!」
「は…?」
「こっちはわざわざ家から遠いコンビニまで出向いて来たんだよ!!
それがなんだ?コンビニ強盗はあたしがいなくなったらやってくれ!!
先に計算しろ兄さん!!」
「ひ…!!」
コンビニ強盗に怯え、(多分)あたしにも怯えてる店員は何とも哀れだ。
「さっさと金寄越せって言ってんだよ!!」
「…そんな急いでんだったら…。」
キレた。
今、この瞬間にあたしの血管はブチ切れた。多分太いのは何本かキレた。
「今すぐこのあたしが銃刀法違反及び強盗窃盗罪でブタ箱にぶち込んでやろうか、あぁ!?
それともあれか?今この場であたしにボコボコにしてブタ箱にぶち込んでやろうか!?」
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