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―――…
次の日…。
「ふぁ…眠…。」
「おいおい…んなでっけぇ隈作って学校くんじゃねぇよ…。」
「そんな酷い…?」
「おま…鏡見てこなかったのかよ…。」
「記憶にない…。」
今日は気が付いたら朝になってて…愛華の顔を見たらようやく熱が下がったようで規則正しい寝息をたてていた。
そこからは仕事から帰ってきて今日休みだった母さんにバトンタッチして。
いくら何でも欠席とサボりが多すぎると言われたあたしは寝ぼけながら学校に来たのだ。
あたしが最後に時計を見たのが4時過ぎだったから…。
とにかく、眠い。
「あ、そういえば知ってるか?」
「……何が。」
「昨日出た正義の味方!!」
「……知るか。」
昨日はそれどころじゃなかったからな。
つか眠い…別に涼の話なら…聞き流してもいいよな…。
「昨日の夜コンビニで出た強盗を一人の女がぶちのめしたんだってよ!!」
……。
「相手は1人だったらしいけど拳銃持ってて怯えもせず逆に突っかかっていったんだと!!」
…………。
「その女が使ったの空手技らしいんだけどよ!!晃さん達曰く綺麗に決まってたんだってさ!!」
………………。
「でなでな!!その女の髪がくせっ毛で綺麗な茶髪でな!!」
……………………。
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