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「…………。」
普段無口な奴が急に喋ったらどう思うだろうか。
明日槍が降るか、天変地異が起きるか…地球が滅びるだろう…。
それか、あたしは絶対に喧嘩で負けないわけだから…なにかに捕まってボコボコにさせられるのか!?
あたしは昨日の倉庫での会話を思い出す。
――――――
『…お前今日予定何かないのか?』
『予定?そんなの無いけど。』
龍炎華の倉庫幹部室で二人っきり、湊や雅、涼やチビは今みんな出払っている。
あたしに族関係の話とかあまりしてくれないから分からないけど、問題が起こったんだろう。
龍炎華はあたしが思ってる以上に規模が大きいようだし。
って、今はそうじゃない!!
ついさっきまで大人しく寝てたた晃が(あたしは雑誌をよんでた)急に起きて何を言い出したんだ!?
今まであたしの予定なんか今まで一回も聞いた事無かったのに!!
なにかあっても無理にでも通した晃なのに!?
明日は本当に世界の終わり!?
『…買い物…スーパー寄るか?』
『?別にいかなくても良いけど。
この前大安売りでまとめ買いしたし。』
『………。』
なぜか、あたしが返事を返せば返すほど機嫌が悪くなっているような気がする。
『晃?』
『……明日、倉庫来るのか?』
『え、来ちゃダメだったら来ないけど。』
『……違う、来い。』
――――――
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