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「だから、悠はダメなんだってば!」 呆れたような視線を向けられる。 そんなの解ってる。けど、忘れられない思い出なわけで。 「いや、良い思い出として、だよ?」 「けど、恋愛感情も引きずってるんでしょ?」 「んー…。」 ビールをチビッと口付ける。 「初恋だったからじゃない?」 「私は初恋なんて忘れたけど?」 「元彼も、すぐ忘れちゃう恵美と一緒にしないで。」 「過去の恋愛を覚えてても良いことなんて、ないんだから!」 気を使わない友達がいて 仕事があって 充実はしてる。恋愛なんてしなくったって、 なんて強気な発言も出来る。 「私は恋なんて、しないよ。」 私の発言に、恵美は大きく溜め息を着いた。
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