0人が本棚に入れています
本棚に追加
/38ページ
空港到着後、とりあえずパリのホテルに向う紫苑とはじぽんであったが、はじぽんにはある気がかりがあった。
はじぽん(どうしよう。
どうしよう。
どうしようどうしようどうしようどうしよう!!)
紫苑「ん?はじぽん?顔色がよくないな?タクシーに酔ったか?」
はじぽん「ひゃ、え、いえ、だ、だいじょうぶよ。なんだかんだいって私も疲れてるみたいね。ホホホホホ」
紫苑「そうか。まだちょっとかかるから寝てていいよ。」
はじぽん「あ、ありがとう。そうさせてもらうわ。」
(まずい。
まずい。
まずいまずいまずいまずい。
何も、
何も覚悟が決まってない。
異国の地。初めての二人でお泊り。しかも同室。
何かあっては危ないからという理由で私が同室を決めたのに…
だめよはじぽん!紫苑にすべてを委ねるとそう決めたじゃないの!)
紫苑(うなされてるなぁ。ホテル着いたらしばらく休ませてあげないとな。)
最初のコメントを投稿しよう!