7/7
前へ
/65ページ
次へ
七「でも、私は知ってるよ。 アキラは、ただ喧嘩をしてるだけじゃないってこと。」 『知ったようなことを...』 七「私アキラのことなら何でも、知ってるよ ニコッ」 『...』 アキラは少し、悲しい顔をした。 だが、七瀬に背を向けていたため七瀬には分からなかった。 ーーーキーンコーンカーンコーン 七「チャイムがなったよ 教室に戻ろう?」 『一人で戻れ。 俺に構うな』 明るく話しかけても、何も変わらず冷たく突き放す。 七「そっか... じゃぁ、また昼放課に来るね!」 一瞬悲しい顔をしたが直ぐに、もとに戻しいつもの七瀬に戻ってから、その場を後にした。 そしてやっと一人になり、その場に寝そべりまた空を見た。 『"知ってる"か...』
/65ページ

最初のコメントを投稿しよう!

38人が本棚に入れています
本棚に追加