最終話

8/11
前へ
/263ページ
次へ
近野 結愛(こんの ゆめ)、 近野 渋稀(こんの しぶき) 「渋稀ぃ あたしね、自分で言うのもあれだけど 汰句と出逢って成長したと思うの。」 「…胸が?」 「心が。」 「あ、心ね(笑)」 「もー… まぁ、結構傷ついたけど それなりに幸せだったし… 私の人生って、これで終わりなわけじゃないじゃない? だから、もう少し男の子とも自分から話してみようと思うの(笑)」 「…うん(笑) でも、無理に話さなくたって 俺がいるから(笑)」 「まーだそんなこと言ってー 何度も言ってるけど、私より彼女の方優先してあげて! せっかくモテるのに勿体無いよ!」 「別に、好きでモテてるわけじゃねーし… つか、結愛より良い女なんていないし。 俺、そばにいるのは一生結愛だけでいーと思ってるから!///」 「…ぷっ(笑) そーゆうのは、好きな子に言ってあげなさい♪」 「っ…俺はっ」 「あっ!渋稀っアイス買って! 家に財布置いてきちゃった(笑) 帰ったら返すからぁ お願いぃぃぃ」 「…(笑) まーいっか… アイスぐらいおごってやるわ!」 「ほんとにー!?渋稀大好きぃ♪」 胸に秘めた想い、一生伝わらなくても 君の隣にいれるならそれでいい。
/263ページ

最初のコメントを投稿しよう!

92人が本棚に入れています
本棚に追加