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二つの大陸に囲まれている一つの孤島があった。
孤島の砂浜を歩いている独りの少女がいた。
彼女が歩いていると背後に一人のあどけなさの残る少年が彼女の元に走ってやって来た
彼女は振り向くことなく、沈む太陽を見ていた
「話は父さんから聞いたよ」
「そう・・・・」
彼は彼女に近づこうと歩き出そうとするが彼女が振り返った為近寄るのを止めた。
「ごめんなさい、私の力が足りなくてこのような結果を招いてしまったわ」
彼女の言葉に少年は否定の声をあげようとするが彼女の悲しそうな顔が目に入り、彼は下に目を逸らすことしかできなかった。
少女は少年を抱きしめ、囁いた
「私にはもうこの力を持ってる理由が無いわ・・・だからあなたにあげるわ・・・この力を使って私たちの夢を叶えて・・・・」
少年は顔を急いであげるがそこには少女の姿はもう無かった。
少年はいつのまにか流れていた涙を拭うと、みんなの元に走った、
彼女・・・処女神 アリスの願いを叶える為に・・・
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