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【蔆那 三日月】
いつものように、猫のエサをあげに中庭に来てみれば…
三「誰だ?コイツ…」
子猫を抱いて、中庭の奥の方にある大きな桜の木の根元で、木に背中を預けて気持ち良さそうに子猫とすやすやと寝ているのは、銀髪の少女。
三「意外と…っていうか、近くで見れば見るほど美少女…?」
傷1つない白い肌に、糸の様な綺麗な銀髪。モデルや女優でも、こんな美人は見たことがない。
ましてや…
三「ウチの学校でこんなに美人がいるなんて、知らないぞ…」
その美人がウチの1年生の制服を着ているのだ。
しかも、全寮制の男子校の。
?「…すみませんが、そんなに見ないで下さい。美人じゃありませんし、少女じゃなくて青年です」
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