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歩「生徒会長のご友人ですか?」
三「え…」
いきなり何を言い出すのかと思えば、あの会長と友人かと…。
三「…いや。人違いだろう」
歩「失礼しました」
律儀に頭を下げるしぐさはどこか見覚えがあるのに、なんだか…不思議な感じだ。
?「委員長!探しましたよ」
三「錦織か。どうした」
黒渕メガネに黒髪のスラッとした生徒が小走りで走りよってくる。
錦「理事長が生徒会と風紀を集めて、緊急会議をひらいたんですよ。夢兎に双子の弟がいるとの話でした」
三「そうか。だけどな、一般生徒の前で言ってもいいのか?」
えっ?と、俺の横にいる銀髪の生徒にやっと気づいたようだった。
なんで、こんなに存在感のある人をスルーできるのかが不思議だ。
錦「これはこれは。『姫』じゃないですか」
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