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少しだけ出ていた、発作の様な手のふるえが消える。
ある条件の1つでも揃うとでる、昔からの発作。残念ながら、これは軽い症状だ。
そのせいで、今だって自分の寮部屋ではなく、夢兎にぃの部屋で生活している。
生徒会メンバーと役職つきの生徒は、一人部屋だからこそできることだけれど。
歩「姫って呼ぶということは、本家に何かしら関係があるのでしょうし、信じますよ。…それで、交渉とは?」
相「色々はぶくと、寮の部屋にちゃんと来てほしいんだよ。一人分あまっていると色々都合が悪くてな」
例外がいると、他の生徒に示しがつかないしなとつづける。
歩「すいません。無理です」
すべて聞いた上で間髪いれずにこたえると、相澤さんは困ったように頭をかいた。実際に困ったのだろう。
相「まぁ、最後まで聞けよ。姫」
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