ストレンジャーと魔法の国

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とある教室にて。 ルクリア:ちょ、タクト兄さん!いきなりなんよ?こんによびだして? タクト:お前、鈍りとれんな…俺までつられそう。 兄さんと呼ばれた青年と少女の会話に割って入る金髪の青年。 アルフェッカ:まぁまぁ、それはそれでかわいいと思うよ? タクト:…お前、チャラいなぁ…月とは思えん。 アルフェッカ:ですよねー。 ドアを微かに開けて、様子を窺う東洋人の少女。 サクラ:あの、すみません。 アリッサ:…えっと、なにか、御用ですよね? その様子に気づいた栗毛の少女が声をかける。 サクラ:…先生からここに来るように言われて! アリッサ:あ、日属の人ですね!座って待っててください。あの先生ってあの赤毛の人ですよね。 サクラ:あ、ハイ… アリッサ:私はアリッサです。属性は土。あそこにいるのがルクリアさん。水属。タクトせんせー!日属の人来ましたよー! タクト:おー、来たか。あとは誰だっけ。 アルフェッカ:月、日、土、木は火の先生呼びに行ったんだっけ…あ、俺はアルフェッカ・ぺロー。月属。よろしくねー?君、陽本の子だよね? サクラ:桜です。織冷桜。 アルフェッカ:サクラ? サクラ:陽本の花です。リンドブルムだとなんだったかな… アルフェッカ:君の髪飾りについてるのがサクラの花?その白い花。 サクラ:いえ、これは梅の花です。絵を描いた方が早いかな… アルフェッカ:そういえば、あっちには魔法が無いんでしょ?蒸気と電気?の国だっけ。 サクラ:あ…はい。うちの父が蒸気機関の技師で母も工業デザイナーなんです。 アルフェッカ:最近こっちでも蒸気機関が発達してきてるからなー…陽本の技術はすごいって聞くよ。 サクラ:…はぁ。
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